英作文添削 2人のネイティブ講師から指摘 "much"と"a lot of"の違い
2017/11/21
ここのところ、週一回のペースで英作文を書き、オンラインで提出して、ネイティブ講師に添削してもらっています。添削後、講師のコメントを見て、「さすがネイティブ講師、こんなこと、学校で教えてもらえなかったー」と、感動することもよくあり。
ほぼ同時期に2つの英作文を提出したところ、同じ文法について、講師によって異なったコメントがついていて、おもしろかったので、ご紹介します。
"much"と"a lot of"の違い
"much"と"a lot of"の違いといえば、
1."much"は不加算名詞にしか使えないが、"a lot of"は、加算名詞、不加算名詞の両方に使える。
2."a lot of"のほうが、"much"より口語的な表現。
としか知らなかったのですが、ほかにも違いがあったのですね。
その1: 「大金」を表す場合は、"a lot of"を使う
私が書いた英文、"He really wanted to go to Japan and make much money to buy a car and a house." に対しフルーツフルイングリッシュの講師から、そこは"much"じゃなくて、"a lot of"を使いましょう、というご指摘をいただきました。
講師の原文は以下の通りです。
その後、インターネットで検索してみましたが、こちらの指摘と同じ内容を書いた記事を探せませんでした。ネイティブにしか指摘してもらえない、お得情報だったのかなあ。
その2: "much"は否定文と疑問文の場合に使う。肯定文の場合は、"a lot of"を使うべき
私が書いた英文"if we had much money, we would..."について、EFイングリッシュライブの講師から、以下のご指摘を受けました。
いや、「much は疑問文・否定文で使われます」なんて、知りませんでした。"much"も"a lot of"も、中学校で習う単語なのに、知らなかったとは。ちゃんとポイントを抑えて、添削しているんですねえ、EFイングリッシュライブ。ほかの記事に、「EFイングリッシュライブの作文はいまひとつです」なんて書いてごめんなさい。
インターネットで検索したら、ご指摘と同じ内容の記事がたくさんありました。
中でも、こちらの方の記事が、特に参考になりました。
知ってそうで知らないmany, muchの秘密!
そして、こちらの方の記事にあるとおり、"much"も肯定文で使われることがあるそうです。
英文サイト"Cambridge dictionary"を読んで、さらに納得。
Much, many, a lot of, lots of: quantifiers
from English Grammar Today
さらに、フォーマルな言い方の場合だと、"much"も肯定文で使うそうです。原文はこちら。
There is much concern about drug addiction in the US.
He had heard many stories about Yanto and he knew he was trouble.
"much"と"a lot of"の違いは、ほかにもたくさんあるようですが、例え日本語文でも、読む気が起きない、私でした。
実際、話したり、書いたりして、間違いを指摘されないと、なかなか、覚えられません。奥が深いな、英文法。ああ。
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