長引く咳、食事のあとの咳、減食したら、薬なしで治った件
2018/01/02
十年くらい前から、風邪を引くと、咳だけが長く続き、医者に診てもらっても効果なく、困っていました。医者は咳の原因がわからず、強い咳止めを飲みながら、自然に治るのを待つばかり。しかも、年齢を重ねるにつれて、咳が続く期間が長くなり、前回は5か月間、咳に苦しみました。
今回また咳が始まって、これまでの経験から、実は胃に問題があるのでは?と、試しに食事を減らしてみたところ、咳止めを飲んでいないのに、咳が止まったという、めでたいお話です。
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咳に苦しむ私への、お医者さんの発言集
「逆流性食道炎」という病が気になりました
激しい咳、再度発症
耳鼻咽喉科の先生のくれた咳止め、効くんですけどね
病院には行かず、胃に優しいものを、少量食べるようにしたら、咳が止まる
この十年間の病状パターンを分析する
最後に:私のお勧めの「濡れマスク」と、「のど飴」
咳に苦しむ私への、お医者さんの発言集
長く、中華圏に住んでいましたので、その国のお医者さんにも、診察してもらいました。しかし、これまで、私の咳の原因を、突き止めた医者はいませんでした。以下、とくに印象に残っている、お医者さんの発言集です。
特に、シンガポールの公立病院の先生は、発言が過激でした。忙しくて、ピリピリしていたのでしょう。こちらも、ゲホゲホと咳を交えながら、応戦しました。看護士に、「もう、話すのはやめてください。」と叱られたりして。
「逆流性食道炎」という病が気になりました
と、結局、シンガポールでも、咳の原因が、わからなかったわけですが、一つ気になる発言をしたお医者さんがいました。家の近所にあった、小さなクリニックの先生です。先生に人体図を描いてもらいながら、説明してもらったところによると、
ということです。
そして先生は、専門医を紹介してくれようとしましたが、その病院は私立の高級病院で、当時私が加入していた保険ではカバーしていなかったので、行きませんでした。先生が聞いてきた、「胸やけ」の症状もなかったし、いつも咳をしているので、「食後にひどくなる」かどうかもわからなかったし。かくして、咳が治らないまま、日本へ本帰国しました。
ちなみに、クリニックの先生が、説明した病気は、きっと日本語で、「逆流性食道炎」というのだと思います。あぶらこい食事、タンパク質が多い食事、ストレス、加齢により、胃と食道の間の筋肉が弱まることで、発症するとか。
激しい咳、再度発症
帰国後、母がすすめる耳鼻咽喉科の病院に行き、処方してくれた咳止めを飲んだら、咳止めを飲んでいるうちは、止まっていたので、そのまま飲み続けました。1か月間、飲み続けて、咳は自然に止まりました。
ところがです。去年の年末に、風邪をひき、再び、咳が止まらなくなりました。呼吸器内科の病院へ行き、西洋薬を飲んでも、治らなかったので、お医者さんが漢方薬に変えてくれました。それで、少しはよくなったのですが、3週間たっても、咳は続きました。しかも、食後に激しく咳き込むことが多く、普段より油こい食事をとった後は、2時間ほど、咳が止まらず、呼吸困難になったほどです。
そのとき、やはり「逆流性食道炎」なのかも、と思いました。そして、もう一度同じ医者に行こうと思いましたが、母が、あの呼吸器内科の病院はヤブで、前に行った耳鼻科咽喉科の先生でなければダメだと、喧嘩になったので、仕方なく行くことに。
耳鼻咽喉科の先生のくれた咳止め、効くんですけどね
その耳鼻咽喉科の先生は、私の喉と鼻を調べると、「喉も鼻も、悪いところがないですね。アレルギーというわけでもないです。」という診断を下しました。
これまでの経過を話し、胃腸科内科の病院へ行って、胃の検査をしたほうがいいのか、と尋ねると、「パーツパーツで調べても、わからないので、総合病院へ行ってください。」と言われました。で、とりあえず、咳止めの薬を2週間出すので、様子を見るようにと。
その咳止めのお薬、前回同様、効きました。「フスコデ」というんですけど、効きすぎて、眠くなり、手足も思うように動かないくらい。なんか、軽く全身麻酔をかけられているようでした。これじゃ、咳が出ようもないよね、それに以前と違って、今は車の運転が必要だし、と、薬を飲むのをやめてしまいました。
病院には行かず、胃に優しいものを、少量食べるようにしたら、咳が止まる
さて、耳鼻科咽喉科の先生に、薬が合わないと言うべきか、総合病院へ行って徹底検査してもらうべきか、それとも、再度、呼吸器内科の先生のところに行って、相談してみるべきか、悩みましたが、結局、しばらく様子を見ることにしました。
そして、もしかして、胃が悪いのかも、と疑っていたので、胃に優しいものを、少量食べることを決定。
具体的には、朝、ヨーグルト1個。昼と夜は雑炊を食べました。
雑炊は、ご飯半分と、切った野菜(キャベツ、白菜、大根、葱、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリーなど、冷蔵庫にあるもの)を柔らかくドロドロになるまで煮て、適当に味をつけたものです。卵や豆腐を入れたりもしました。雑炊というより、「おじや」かな。この分量を昼と夜の2回に分けて食べました。
すると、咳が次第に軽くなり、3日目から全く出なくなりました。咳止めを飲んでいないのに。
この十年間の病状パターンを分析する
結局、私の病状のパターンって、
1.風邪をひく。
2.胃が弱って、胃酸が逆流する。
3.食道が炎症を起こして、咳が激しくなる。
4.咳で食欲がなくなり、食べなくなる。
5.胃が治って、咳も止まる。
だったのではないかな、と思います。
それにしても、シンガポールのクリニックの先生が、「胃酸が上がってきているんじゃない」と言ってくれたおかげで、「胃が悪いんだったら、食べるのを控えたら治るんじゃないか」という発想ができましたが、他の先生はどうして「胃」の話をしてくれなかったんでしょうか。
お医者のみなさん、忙しいから、「あ、咳ね。咳止め飲んで。以上。」になってしまうのかな。
減食し始めて、10日。少しずつ、食べる量を増やしています。嬉しいことに、おかげで2キロほど痩せました。今後、満腹まで食べて、咳がぶり返したら、また、病院に行きますが、それはないことを祈っています。
ここまで読んで、私と同じ症状だったら、ぜひ、胃に優しいものを、少量食べるようにしてみてね。それだけで、激しい咳が、嘘のように治るかも。
最後に: 私のお勧めの「濡れマスク」と、「のど飴」
いろんな香り付きのものがありますが、私は、ゆずレモンのが好きです。
龍角散のど飴に飽きたら、黒砂糖の飴がお勧めです。
いろいろ黒砂糖入りのものを試しましたが、「のど飴」と表記されていない商品でも、黒砂糖の飴は、のどに優しく潤い、気分がよくなります。
では、では、お大事に。
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