映画『封神伝奇 バトル・オブ・ゴッド』を見た感想 ファン・ビンビン様がお綺麗
2017/11/17
DVDレンタルショップを、ぶらぶらしていたら、『法神演義』を題材にした映画があったので、思わず手にとってしまいました。
なになに、主演はジェット・リーなの?こんなおじいさんの役をやるの?と興味シンシンで、借りてきて見た感想です。ネタバレ非常にありなので、ご注意くださいませ。
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どんなお話?
以下、アマゾンから引用。『封神演義』そのままの内容です。
時は古代中国、殷の時代末期。
第三十代の王、紂王(レオン・カーファイ)は慢心により女神を怒らせ九尾の狐が化けた美女、妲己(ファン・ビンビン)に魅了される。
彼は操られるままに暴政を行い、周辺への侵略を開始。
人間界では魑魅魍魎が跋扈し、乱世が始まろうとしていた。
事態を重く見た仙界最強の道士にして周の軍師、姜子牙(ジェット・リー)はそれを阻止しようと楊戩(ホァン・シャオミン)、ナタ(ウェン・ジャン)、雷(ジャッキー・ヒョン)らを遣わす。
一方、妲己もすでに謀略を張り巡らしていて…。
ところがどっこい、『封神演義』を知らない人が、この映画を見ても、上記ストーリーが理解できるようにはできていません。
ジェット・リー (出演), ファン・ビンビン (出演), コアン・ホイ (監督)
中国で『封神演義』は、とても有名な古典文学の一つなので、『封神演義』を知っていて当然でしょう、という前提のもとに、作成された映画のようです。ストーリーを描くつもりはないから、とにかく映像を楽しんでよ、という感じ。
実をいうと、『封神演義』の内容をある程度知っている私が見ても、ストーリー進行がよくわからなかったです。
ジェット・リーは主演ではないぞ?
ポスターの真ん中にババンと出ている割には、映画での出番はちょっぴりだけです。アクションもありません。ジェット・リー目当てで、この映画を見た人は、がっかりするかも。
ジェット・リーが演じる姜子牙は、白髪の老人なのですが、ストーリーが進行するにつれ、どんどん若返ってきます。若返ることに、どんな意義があるのか、映画を見ていて、さっぱりわかりませんでした。
ファン・ビンビン様がお綺麗
悪女の妲己を演じるファン・ビンビン様がお綺麗。ワタクシ的には、この映画のいいところは、これだけかも?
妲己を見ていて、この女優さん、どこかで見たことがあるなあ、と思っていろいろ調べたら、『還珠格格』に出ていた人だということが判明しました。この作品では下女の役だったのですが、正直、お姫様役の女優さんより綺麗、と思って見ていました。
哪吒(なた)が赤ん坊になったり、大人になったり
私が『封神演義』でいちばん好きなキャラクターは、哪吒です。残念なことに、この映画ではいまひとつ影が薄いし、設定がわかりにくかったです。どうして、赤ん坊になったり、大人になったりするの?
ちなみに、私のイメージでは、哪吒の年齢は、12歳くらい。
赤ちゃん哪吒が、竜宮城で大暴れするシーンは、ちょっとおもしろかったです。でも、哪吒の主な武器が、放尿と放屁というのが、情けない…。
他のメインキャラクターも、影がうすい
哪吒より、さらに申公豹、楊戩の影がうすかったです。もっと個性的で、戦闘能力が高いキャラクターだったはずですが。
映画の終わりごろになって、この物語の主人公は、どうやら雷震子だったということがわかりました。
そうそう、終わりごろに、楊戩が子供になってしまいました。あれには何の意味があったのか、やはり、さっぱりわかりませんでした。
それでは予告編をご鑑賞ください
こちらの予告編の音声は中国語です。ストーリーがわかりにくい映画なので、中国語でも日本語でも理解度は同じでしょう(笑)。
終わりに
あの映画の終わり方からすると、続編がありそうです。でも、私はもう見ないので。
と、今回は、酷評でした。
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