地球に暮らす日々

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中国ドラマ『蘭陵王妃~王と皇帝に愛された女~』を見た勝手な感想

   

Youtubeで中国ドラマを探していたら、偶然『蘭陵王妃』という作品を見つけました。見始めたら、ハマりまくって、全47話を2週間で見終わってしまいました。

以下、ネタバレありのドラマ紹介と感想!

どんなストーリー?

時は、中国南北朝時代(西暦420年 – 西暦589年)、実在した斉の蘭陵王と、周の皇帝・宇文邕(うぶん・よう)が主要人物として登場します。

そしてそこに、主人公、元清鎖(げん・せいさ)という架空の女性が登場し、王と皇帝、どっちにも愛されちゃって、どっちを選ぼうか困っちゃったわと、苦難の道を歩くストーリーが展開。

また、妖術を操る怪しい人物が多数登場したり、鎮魂珠という不思議な宝物を争ったり、秦の始皇帝が封印した天羅地宮なる場所を暴いたりとか、時折、アクション・ファンタジー的ストーリーもあります。

元清鎖は、天羅地宮へ導く宝物、鎮魂珠を探し出せる唯一の人物です。それゆえ、しょっちゅう悪者にさらわれますが、毎度、誰かに救出されることに。。。

あと、主人公が、記憶を失ってしまってしまうというところも、けっこうご都合主義が多いドラマです。

こちらが、予告編です。

勝手な感想1: 元清鎖と宇文邕

元清鎖は、某陰謀のため、周の皇帝の弟である大司空・宇文邕と、政略結婚をさせられてしまいます。

ドラマ前半、元清鎖と宇文邕の会話がおもしろくて、何度も笑わせてもらいました。

元清鎖:「ちょっと、あなた今、私の寝込みを襲おうとしたでしょ!」
宇文邕:「なんだと!おまえのような黄色い顔の痩せた女など誰が襲うか!」

と、当初、喧嘩ばかりしていた二人でしたが、だんだん宇文邕がまんざらでもない態度を見せ始め、

宇文邕:「私はおまえのことなど、ちっとも好きではないが、おまえが大司空府にいたいというなら置いてやってもいいのだぞ。」

などと言って、ニヤリと笑います。しかし、鈍感な元清鎖には、彼の気持ちは通じず、

元清鎖:「私の考えていること?それはね、ここから出ていくことよ。ここを出て、できるだけ遠くへ行きたいの!」
宇文邕:「おまえがついて行きたい男は、斛律光か蘭陵王か。それとも二人とも好きなのか。」
元清鎖:「はっ、そうよ。私は誰でも好きなのよ。あなたと同じ。博愛!」
宇文邕:「私と同じだと?おまえは私が何を考えているのか知っているのか?」

と、宇文邕は元清鎖に強引に口づけするのですが、元清鎖に唇をかまれて断念。その後、池のほとりに、一人たたずみ、悲しくヤケ酒を飲むことになります。(このシーンはマジ泣けました。)

そして、元清鎖は蘭陵王のもとへ去っていくのでした。

ところで、宇文邕が自宅でくつろいでいるときなどに、長い髪をおろしている姿が素敵です。宇文邕役のポン・グァンイン氏、背が高いのです。ネットで調べたら、190cmくらいありました。

背が高いと長髪が似合うのですね~。

のちに、宇文邕が兄の後をついで皇帝になってからは、政敵がいなくなって安心したせいか、いい人すぎてつまらない男になってしまいました。私は、天邪鬼で、暴君で、目つきが三白眼の宇文邕が好きだったのにな~。

主題歌を見ていると、ドラマ後半から宇文邕の正妃、阿史那(あしな)皇后が出てくるようで、楽しみにしていました。きっと、元清鎖をいじめるんじゃないかなあと思って。

が、このドラマでは阿史那皇后の登場は、ほとんどなく、台詞も少なく、期待外れとなりました。

宇文邕、大司空だったころは、読書と音楽が趣味で武芸のたしなみは全くありません、というフリをしていたものの、実はなかなか腕が立つようです。

しかし、ドラマの終わりのほうで、宇文邕が蘭陵王とサシで互角で戦っているシーンには「嘘だ!」と叫んでしまいました。だって、蘭陵王って職業軍人で「軍神」と称されるほど強いんじゃなかったの?


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勝手な感想2:元清鎖と蘭陵王

さて、『蘭陵王妃』というタイトルのわりには、宇文邕が目立っていて、蘭陵王の存在はちょっと負けていました。

このドラマでの蘭陵王は、子供っぽいというか、頑固で感情的過ぎるというか、性格に難ありの人に見えます。

でも、顔だけ見ると、宇文邕よりイケメン(なにせ、中国四大美男子の一人ですからね)です。13歳のころから、戦場に出て戦っていたという経歴にも、斉の皇族なのに苦労人なんだな~同情してしまうし。

このドラマの独自の設定なのかな。蘭陵王は、生身の人間とは思えない怪力の持ち主です。

巨大な石門を素手で開けるわ、体に巻き付けられた鉄の鎖を引きちぎるわで、美しい顔と大きくギャップがあります。

元清鎖と宇文邕の姿を、木の上からこっそりのぞき見した時は、嫉妬のあまり、思わず木を爪でギーッとひっかいてしまい、木に大きな爪痕が刻まれてしまいました。

猛獣じゃあるまいし、普通、人間が生木を爪でひっかくと、爪のほうに傷ができるはずですが。

蘭陵王は、亡くなった恋人、端木怜(たん・もくれい)に瓜二つという理由で、元清鎖が好きになります。しかし、心のどこかで「代替品」と思っているせいか、いまひとつ、元清鎖に対する態度が酷いです。

ちょっとした誤解から「きみは、端木怜と同じ顔をしているのに、値しない」とか、わけのわからないことを言っちゃたり。

でも、実は端木怜は死んでいなくて、記憶を失った元清鎖と同一人物だったんですよね~。それが暴露されてからは、だんだん蘭陵王の一途な恋心に好感が持てるようになりました。

最終的に、元清鎖は本当に好きなのは、宇文邕だと気付くわけですが、ワタクシ的には、元清鎖が陰謀に巻き込まれることなく、宇文邕に出会うこともなく、幼馴染の蘭陵王と結ばれてほしかったな~。

あ、あと美貌を隠すために、戦場では仮面をつけている蘭陵王。お母さんも仮面をつけているのには、びっくりしました。しかも、お母さんは、常に仮面をつけていて、病で臥せっているときでさえ外さないのに、さらにびっくりしました。

思えば、このお母さんの息子に対する偏愛が、すべての悲劇の始まりだったりして。

どこで『蘭陵王妃』が視聴できるの?

中国がわかる方、英語字幕が読める方には、Youtubeで無料で見るのをおすすめします。

日本語字幕付きのものは、U-NEXTなど動画配信サービスで見られます。第一話のみ無料です。


主題歌「彼岸」が切ない

ドラマの登場人物は、10代後半から20代前半なので、みなさん、ひたむきに恋をします。

若いころの、好きなのに素直になれない自分や、そもそも恋愛感情に気づけなかった自分を思い出して、切ない気持ちでドラマを見ていたのですが、ややっ、主題歌を聞くと、どうも初老の女性の心情を歌っているようです。

中国語の歌詞を何度も読んでみました。中国語って、過去形がはっきりしないので、今の出来事か昔の出来事かわからないし、背景がわからないので単語によってどうにでも解釈できるのですが。

以下が私の歌の内容の解釈です。

ある女性が若いころに恋をして、お相手の男性とも相思相愛だったのですが、なんらかの原因で結ばれることはなく。

男性とお別れしたあと、女性は孤独の淵におかれ、何度も男性の夢を見、彼を思い出して泣いている。

月日は流れ、二人の髪は、白く染まってしまった。

女性は、お相手がすっかり自分を忘れてしまったと思い込んでいたけれど、男性の瞳から、まだ自分を愛しているのだと感じる。

しかし、初めて会ったときの男性の姿は、どんなだったか、朧げとなってしまった。

お互い忘れられないのなら、一生忘れないようでいようと、女性は誓った。

私もなぜか、ときどき、20歳くらいに恋をした男性をいまだに夢に見ることがあり、朝起きて苦しい気持ちになることがあるので、歌に出てくる女性の気持ちがわかります~。

結ばれることはないのに、一生忘れないようにしようって、切なすぎるな~。

でも、これが『蘭陵王妃』のストーリーと何が関係あるの、って不思議なのですが。






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