地球に暮らす日々

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枝垂れ桜の武家屋敷を歩く 秋田県仙北市角館 青柳家

      2017/05/04



久しぶりの日本の生活、久しぶりの花見。今年は、一週間で3回も花見に行ってしまいました。角館には何度も訪れたことがありますが、一度、桜の咲くころに、武家屋敷に行ってみたかったのです。

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以前来たときと同じように、通りには、お土産物屋さんが並んでおり、地酒の試飲や、漬物の試食を勧められました。

今回の新しい発見は、おしゃれな喫茶店が何軒かできていたことです。アンティーク雑貨の店や、外国人観光客を意識した、オープンテラス式カフェもできていました。

メニューの看板には、日本語のほかに、英語表記もあり、Cheese and bacon toast"とか、"Tuna toast"などと書かれていました。角館もがんばっているなあ、と感心。

テラス席では、観光客のみなさんが、桜の花を見ながら、ビールを飲んで、くつろいだ様子でした。

樺細工伝承館に植えられている枝垂れ桜です。

人力車に乗って、通りから武家屋敷を眺めることができます。お屋敷のガイドもしてくれるようです。

人力車に乗って、写真を撮るだけも可能で、以前来た時にお願いしました。お値段は、忘れてしまいました。すみません。

諸事情により、あまり時間がとれなかったので、江戸時代から続く角館武家屋敷、青柳家を中心に見て回ることにしました。入場料は、大人一人500円です。

青柳家を訪れるのは、子供のころ以来です。思っていたより、敷地が広いのに驚きました。広さ3000坪だそうです。まずは、母屋へ行き、客間、居間、台所などを見学しました。

母屋を出て、武具蔵に入りました。今は、武士の鎧、兜、刀、槍、着物などが、たくさん展示されています。古地図などもありました。

太平洋戦争時代に、兵器を作る金属が足りないというので、庶民階級の家からは、刀や槍は、政府に徴収されたと聞きますが、名家は残しておくことができたんですね。なかなか見ごたえがありました。

これは、なんでしょう?身に着けるもののようですが。

展示物の中に、私の家の家紋と同じものを見つけて、びっくり。もしかして、ご先祖様が身に着けていたものかも、としばし、勝手な想像に浸りました。

青柳家に嫁いできた女性が嫁入りに持ってきた着物?いつの時代のものでしょう。

今でも色鮮やかです。


続いて、解体新書記念館へ入りました。

杉田玄白が、オランダ語の『ターヘル・アナトミア』を翻訳し、『解体新書』を出版したことは、知っていましたが、解剖図もまた、日本人絵師が、写し取ったものとは知りませんでした。

その絵師、小田野直武は、角館出身の秋田藩士だということです。

小田野直武は、平賀源内の手ほどきをうけ、西洋絵画を学び、『解体新書』の解剖図を描いたのちに、日本で最初の西洋技法絵画(秋田蘭画)を創始します。

そういえば、中学生のとき、教科書にこんな絵が載っているのを見ました。

解体新書記念館には、『解体新書』の書版本の展示がされています。医学書なので、人間の脳や臓器が詳細に描かれており、ちょっとグロテスクなので、写真を撮るのを控えました。


「新種 青柳八重紅枝垂桜 農林省認定」と桜の木の前に、立て札がたっていました。皇太子と雅子妃にゆかりがあるそうです。

八重桜をアップで撮ってみました。

八重桜の木の下に、角館銘菓「生あんもろこし」のお店がありました。

小豆の粉を使った上品な生菓子です。抹茶や煎茶によく合います。この時期限定販売の、花見あんを買いました。

秋田郷土館です。1階は、お土産コーナーで、イタヤ細工実演販売がされていました。2階は、大正昭和時代の軍服、備品、お札、古いレコードのコレクションが展示されていました。

いろいろなお土産が売っていましたが、個人的に気になっている、御殿まりのストラップ。

樺細工を売っている専門店もあります。

旧屋敷内には、他にも、お土産やさん、いなにわうどんの専門店、レトロな雰囲気の喫茶店、蓄音機や古いカメラのコレクション展、幕末の写真の展示など、施設がたくさんあります。

ゆっくりまわると、1時間では足りないかもしれません。


青柳家からちょっと歩いたところにある、駐車場あたりの景色も、春の里という感じで、素敵でした。

角館歴史村青柳家

住所:〒014-0331
秋田県仙北市角館町表町下丁3

電話番号:0187-54-3257
距離:角館駅から1263m

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