シンガポールの病院体験 私立病院で優雅な入院生活
2016/08/29
シンガポールに住んでいたころの、病院通いの記録です。参考になれば幸いです。
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ジャパン グリーン クリニック
在住日本人には有名な、オーチャード、パラゴン内にあるジャパングリーンクリニック。
日本語で安心して医療を受けられる病院です。看護婦さんも受付の方も親切。
風邪とか、胃が痛いとか、ちょっとした病気のときに、かかりつけのお医者さん的な存在で利用できます。
肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎などの予防注射や、定期健康診断のメニューも充実。
提携している海外旅行傷害保険に入っている方は、キャッシュレス診療ができてとても便利なのですが、そうでない方には、容赦ないお値段となります。
当時、まだ保険料が高額の海外旅行傷害保険に入っていたので、風邪をひいたということで、通院したのですが、診察してお薬をもらったら、お会計が400シンガポールドルを越えていました。もちろん、400ドルは全額保険会社が払ってくれましたが。
マウント エリザベス ホスピタル
オーチャード、パラゴン裏にある、シンガポールの私立総合病院、かの台湾女優ビビアン・スーも長期入院したというMount Elizabeth Hospital。
ジャパングリーンクリニックで、手術や入院が必要な病気になると、こちらに移されます。
私は、腎臓結石のため、手術と入院をしました。
腎臓から結石が尿管に落ちると、それは凄まじい痛みで大変なことになると聞きますが、幸い、私は何の自覚症状もなく、前年に中国の病院で健康診断を受けた際、腎臓に小さな結石があると診断されたので、一年後軽い気持ちで、ジャパンクリニックで再検査しました。
そしたら、結石が大きくなっていて、しかも増えているので、レーザーで砕いたほうがいいと、医者に言われて、呆然としました。
生まれて初めての入院、しかも生まれて初めての手術を外国で経験するなんて抵抗がありましたが、結石に苦しんだ同僚の話を思い出すと、やるしかないなとあきらめたのでした。しかも、保険で全額補償されるというし。
マウントエリザベス病院内は、ホテルかリゾート施設のようでした。レストランやコンビニも充実していました。
入院当日は、なんだかわけのわからないまま、一人、受付、身長・体重・体温の測定、血液・尿の検査、問診などに流されていきました。日本語はいっさいナシ。私の英語、本当に通じているのかなあと不安でした。後からわかったことですが、保険の中に、通訳サービスというものもありました。ただし、事前に申し込まないと対応が難しいようです。
私以上に、英語があやしい、国籍不明の若い看護婦に付き添われ、病室へ向かいました。やはりホテルのよう。二人部屋で、シャワートイレがついていて、ベッドに横たわったまま、テレビが見られる作りでした。
入院当日は、検査をして終わりだったので、ベッドの上でテレビを見ていると、ウエイターさんのような男の人が来て、「お食事は何を召し上がりますか。」と、恭しくメニューを渡して聞いてきました。入院中の食事メニューもゴージャスでした。何を頼んだのか、全部は覚えていませんが、2日目の夕食にステーキを選んだのを覚えています。
ウエイターさんが、「焼き方はいかがなさいますか。」と聞いてきて、驚いたので。
入院2日目、手術後に、ベッドの上で、点滴を受けながら、ミディアムレアのステーキをもくもくと食べ、次にデザートのケーキを食べ、ウエイターさんに「コーヒーお願いしまーす」とか言っていました。
あ、そう、手術は全身麻酔だったので、手術台の上で眠るように意識を失い、意識が回復していたら、終わってました。麻酔が切れたあとは、ちょっと痛かったですが。
退院直前に、病室でシャワーを浴びました。シャンプー、コンディショナー、ボディシャンプー、シャワーキャップまでついてました。髪を洗っても、ヘアードライヤーがついてるぞ。
退院手続きのあと、請求書をもらったら、「7700シンガポールドル」と書いてあったので、倒れそうになりましたが、請求先が保険会社だったので、気を取り直しました。
まとめ
日本で海外旅行傷害保険に入っている人は、日本人向けのクリニックかローカルの私立総合病院へ行きましょう。
高度な医療のほかに、ホテルのような手厚いサービスが待っています。
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