カンボジアの旅2015 3日目 ベンメリア遺跡とトンレサップ湖
2016/08/29
観光3日目。今日もホテルで朝食を終えて、ロビーで待っていると、約束の時間にガイドさんが現れました。
が、ガイドの制服を着ていません。そして、顔色が悪いです。ガイドさんに、すみません、今日は体調が悪いので、同僚に代わってもらいます、と言われました。
やはり、昨日から、なんか口数少ないと思ってました。
新しいガイドさんと、ベンメリア遺跡へ向かいました。
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ベンメリア遺跡
東のアンコール・ワットと呼ばれ、修復が終われば、アンコール・ワットをしのぐ規模になるとも言われています。
到着すると、ナーガ象がお出迎えしてくれました。
ベンメリア遺跡の中では、珍しく保存がよい遺跡だそうです。
参道から中に入ると、瓦礫の山に驚きを隠せません。
この荒廃感に人気があるそうです。
と思えば、ときおり、保存状態が比較的よい建物があります。
並んでいるのは、仏さまのレリーフでしょうか。
ヒンドゥー教寺院といいながら、仏教的なレリーフも施されているとのこと。
昔は立派な寺院だったのでしょうと、面影を残す建物です。
でも、遺跡内を歩きまわっても、どこがどんな風な寺院だったのか、ほとんどわかりません。
しかし、マナーの悪い中国人観光客が、通路の柵を乗り越えて、遺跡の上に上がって写真を撮っているので、ガイドさんが怒っていました。
私、中国語ができますから、代わりに注意してあげましょうか、と提案すると、ガイドさんは、首を横に振ります。
あの人たちも悪気はないのよー、知らないだけ。こういうことはガイドさんが教えてあげるべきじゃない?とガイドさんに言うと、ガイドさんが、あそこにいるのが、中国人観光客のガイドです、と言いました。
ガイドさんが指す方向を見ると、タバコを吸いながら、談笑する男性が3人います。
しかし、ガイドの制服を着ていなかったので、あの人たち、観光客でしょう?と聞くと、ガイドさんは、いいえ、カンボジア華僑のガイドです、規則で決められているのに、ガイドの制服を着ていません、とさらに怒って言いました。
ぷんぷんするガイドさんといっしょに、ベンメリア遺跡を歩き続けました。
気温が高いカンボジアとはいえ、森の木陰の景色を見ると、心持ち涼しさを感じます。
きっと、以前、日本人観光客の誰かが、「アンパンマン」と言い出して喜んだため、それから日本人観光客相手のガイドは必ず「アンパン」と説明するようになったのでしょう。
私には、アンパンマンではなく、スマイルマークに見えます。
地雷の撤去がすすみ、遺跡内は安全に観光できますが、ちょっと離れた森の中は、まだ地雷が埋まっているそうです。
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