香港エクスプレス 機内で子供を叩く中国人母
2018/01/02
香港エクスプレス(HkExpress)の座席は、バジェットエアのわりには、広く快適です。しかも、今回、一列三席を、私一人で座れたので、ラッキーでした。(ただし、隣の席に欧米人が来たら、狭くてアウトね。)
しかし、前席に座っている母娘が。。。
子供は、まだ7つか8つというところで、ひらがなドリルを広げていました。最初日本人の親子かな、と思っていたのですが、中国語を話しているところを見ると、日本在住の中国人のようです。
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母親は、子供が漢字を書くのを、熱心に指導しているのですが、教え方がとっても怖い。
「きょうしつ」」の「つ」は、小さく書くでしょ、とか、教えるのはいいのですが、教えているというより、子供が間違っているのを見て、叱っているように見えました。しかも、子供が、何か書くたびに、怒っている様子。
子供は、当然、悲しそうにうつむいていました。
中国のお母さんは、怖いなあ、と最初は、軽く思う程度だったのですが、あまり怒り方が激しいので、だんだん私まで居たたまれない気持ちになってきました。
そのうち、母親は、鉛筆を持つ子供の手を叩くようになり、これはもう虐待の範囲ではないかと。
次に、三百という数字にひらがなをふる問題で、子供は「さんぴく」と書きました。そしたら、母親は、「さんぴく」じゃなくて、「さんぴゃく」でしょ何度言ったらわかるの!と怒鳴り声。
いやいや、お母さん、アナタも間違っていますよ。「さんぴゃく」ではなくて、「さんびゃく」ですよ。
子供がぐずって小さい「や」の字を書かないので、母親は怒り頂点に達したのか、ピシャリと、子供を大きく叩きました。
そこで私は、思わず「うわっつ」と叫んでしまいました。母親が振り返って私を見たので、中国語で、
あなただって、間違っている。「さんぴゃく」じゃなくて、「さんびゃく」。私は日本人だから、知っているの。子供を叩かないで!
と言ったのですが、母親は全く気にしない様子で、
私は子供に教えているの、
と言い、相変わらず子供を叩きながら、ひらがなの書き取りをさせるのでした。
この鬼母! アンタが日本に戻るのは許さん!永遠に里帰りしていろ!とは、口には出しませんでしたが。
私はもう怒り心頭で、心臓がバクバクするし、何かもっと真っ当な母親をたしなめる言葉を言ってやろうと思ったのですが、何か言い始めたら、私が母親を殴ってしまいそうだったので、席を立ちました。
そして、後ろの席にいるキャビンアテンダントに、「前の席の人が、子供を叩いて不愉快なので、席を変えて欲しい」と伝えました。
キャビンアテンドは、様子を見てくると言ったものの、母娘の様子を見たあと、「私たちには、どうすることもできません。申し訳ありませんが、こちらに座ってください。」と言いました。
が、代わりの席は、最後列の通路側で、ちょうどトイレの向かい。
乗客がかわるがわる来て、トイレの流す音がジャージャーとうるさいのでした。
どうして私がこんな目に会わなければならないの?
思えば、あのとき、日本語であの母親に、「すみません、もう少し静かにしていただけませんか。」と穏やかに話せばよかったです。周りに、日本語がわかる人はほとんどいなかったので。
そして、もし母親が反論して来たら、大声で抗議し、キャビンアテンダントが何事かと駆けつけたところで、「前に座っている客がうるさくて、不愉快です。」と英語で言えば、よかったです。
そしたら、周りの乗客(ほぼ香港人)が、ああ、またマナーの悪い大陸の人が。。。、と同情の目で見てくれ、ことが収まったのに、と後悔したのでした。
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