地球に暮らす日々

オンライン英会話体験などの英語学習、中国語学習、中華圏での生活、秋田の生活について語るブログです。

洋書に挑戦 『テス』 英国ヴィクトリア朝の貞操感が生んだ殺人

      2017/06/22



英文を読むのが遅く、かつ、読んでもなかなか頭に入っていかないので、辞書を引かなくてもいいくらいの英文を多読しようと決めました。しかし、英語だけで、理解する自信がないので、今のところは、すでに知っているストーリーに限定して読んでいます。

今回、読んでみたのは、英国文学の名作といわれる『テス』("Tess of the d'Urbervilles")です。ストーリーは、以前、映画で見て知っています。

本は秋田市立図書館で借りてきました。

それでは、読んでみた感想などを書きます。

高校生のころ、ナスターシャ・キンスキー主演の『テス』を見ました

私にとって、『テス』と言えば、最初に思い浮かべるのは、1970代に制作された、ナスターシャ・キンスキー主演の映画です。ナスターシャ・キンスキーの美しさに、うっとりしてしまいました。

今回、借りてきた本の挿絵にも、この映画の場面が使われていました。

テス プレミアム・エディション [DVD]

ナスターシャ・キンスキー (出演), ピーター・ファース (出演), ロマン・ポランスキー (監督)

あらすじを知りたい方は、こちらから、どうぞ。テス (映画) ウィキペディア

高校生のころ、古い映画を安く見せてくれる催しがあり、秋田県民会館で、友達と数人と見に行きました。

友達の感想が、「女の人の人生って、ちょっとしたことで、狂ってしまうのね(涙)。」だったのに、私の感想は、「どうして、テスは、アレックじゃだめなの?かっこいいし、お金もちだし。」だったので、仲間からドひんしゅくを買ってしまいました。

読んでみた感想: 英語学習的には

"Oxford Bookworms"シリーズ、レベルがステージ6で、語彙量は2500語です。ほとんど、わからない単語もなく、途中、嫌になりながらも、なんとか1日で読みました。ステージ6の本が読めたので、少し自信がつきました。

準1級の検定対策のときに、覚えたイディオムが、いくつか文中に出てきたのが嬉しかったです。テスのセリフに何度か、"I wish I had never been born."「生まれてこなければよかった」という言い方が出てきて、仮定法やwishの使い方が苦手な私は、勉強になるなあ、と感動したりして。

Tess of the D'Urbervilles (Oxford Bookworms Library) CD Pack

(英語) ペーパーバック – 2008/1/10
Thomas Hardy (著)

こちらは、CD付きの本です。

OXford Bookwormsは、英語学習者用の本で、教科書的にも使えるので、本の後ろに、練習問題がついています。でも、私は、こんな暗い、後味の悪い話を、先生といっしょに勉強するのは、嫌だなあ。

一人でCDを聞いて、後について音読するのも、抵抗があります。

読んでみた感想: ストーリー的には

初めて『テス』を映画で見てから、だいぶ月日は流れ、私も大人になったので、アレックじゃだめな理由、というか「英国ビクトリア朝の貞操感」について、少しは理解できるようになりました。

今回、本を読んで、テスは、アレックを最初から嫌いだと言いながら、実は好きだったのではないか、と思いました。本当にアレックが嫌いだったら、二人きりにならないように、とことん避けるだろうし、無理矢理、関係を持たされたら、その時点で、家に帰るだろうし。でも、テスは、情婦にされてもアレックの屋敷に、しばらく滞在しています。

アレックは、お金持ちで、映画では体格がよくて、見た目も悪くなかったです。メスは、狩りが上手で、獲物をいっぱいとってきて、自分と子供を養ってくれそうな、生活力のあるオスに惹かれるので、テスは本能でアレックが好きになったというか、肉体的に受け入れ可能だったのでは?

生物学的には、自然なこととはいえ、女性が男性に肉体的に惹かれるなど、当時の英国でいうかは、口に出すのはもちろん、意識することすら、「罪」なので、テスも絶対に認めたくなかったのでしょう。

当時の思想にしたがって、清く正しくいたかったテスは、アレック(=肉欲の罪を見せつける対象)からどうしても逃げられないと知ったとき、殺すという手段に出てしまったのではないかと、ワタクシは思います。

本を読むと、アレックも、テスが本当に好きだったようです。だったら、初めから「結婚」という言葉を出し、当時の風習にしたがって、お付き合いすれば、殺されなくてすんだのに。

ま、こういう、清く正しくありたい女の人の気持ちが、わからない男の人が多いから、小説なり、ドラマなり、多く生まれるのでしょうね。(あ、エンジェルについては、無視の感想になってしまいました。)






にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田県情報へ
にほんブログ村

 - カテゴリー: 洋書と洋画など