地球に暮らす日々

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シンガポール チャイナタウン スミスストリート 蘭州ラーメン

      2016/09/05

蘭州ラーメンという店名なのに、蘭州ラーメンが食べられないお店です。

シンガポール風、中華料理のお店というジャンルに入れるべきでしょう。

お値段は、お手頃で、旅行者が一人で、ふらっと入っても、楽しめるお店です。夜はそれなりに混んでいますが、昼間は、お昼ご飯時を外していけば、空いていました。

日本人の間で、有名みたいで、店内でところどころ、日本の雑誌の切り抜きをみかけました。

このお店は、料理一点一点の分量が、少な目です。特に、麺類。なにか、もう一品足して食べたら、ちょうどいい感じ。日本から来た友達と、2~3人で、いろんなものを頼んで、シェアして食べたときが、一番楽しかったかも。

おすすめは、ジャージャー麵と、小龍包、豆腐の揚げ物など。麵を打つ、ご店主のパフォーマンスもまた、楽しめます。

このお店の写真は一枚もとったことがなかったので、こちらの方のブログを、リンクさせていただきます。料理の写真、満載で素敵です。
http://uniquelious.blogspot.jp/2014/02/lan-zhou-la-mian-smith-street.html

しつこいですが、蘭州ラーメンという店名が紛らわしいです。

シンガポールに来て間もないころ、地球の歩き方 シンガポールで、蘭州ラーメンという名のこのお店を見つけ、嬉嬉として出かけました。

本来、蘭州ラーメンというのは、甘粛省蘭州市を本場とする、澄んだ牛肉スープに、ゆでた麵、大根、牛肉、コリアンダー、唐辛子が入ったラーメンなのです。留学先の北京にも、蘭州ラーメンのお店がたくさんありました。

蘭州ラーメン画像集

しかし、行ってみて驚きました。メニューに蘭州ラーメンと書いていなかったのです。メニューには、ジャージャー麵とか、福建麵とか、スワンラータン麵とか書いてあって。

なんというか、例えていえば、札幌ラーメンと看板を掲げている店に入ったら、メニューに書いてあるのが、豚骨ラーメン、喜多方ラーメン、長崎ちゃんぽんで、札幌ラーメンはなかった、というのと同じ衝撃でした。

しばらく、蘭州ラーメンを置いていないことに、気づけなくて、何度も店員さんに「蘭州ラーメンが食べたい」と頼んで、ご店主を立腹させてしまいました。
シンガポールには、イスラム教徒が少ないので、羊の肉が手に入りにくく、蘭州ラーメンは作れない、というのが、ご店主のお言葉でした。

えー、蘭州ラーメンって、牛肉がメインじゃないの?アラブストリートもあるし、イスラム教徒もたくさんシンガポールにいるでしょう?と、突っ込みどころ満載のご店主のお言葉でしたが、それ以上、追及すると喧嘩になりそうだったので、素直にジャージャー麵と、セブンアップを注文し、食して、店をあとにしました。

それから3年ほど、このお店には寄り付けませんでした。

あの店の名前が、なぜ蘭州ラーメンというのかは、いまだに謎です。

Lanzhou La Mian
住所:19 Smith Street Singapore
電話番号:(65)6327-1286






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