「特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ」というハガキ(怒)
2019/01/26
老親と暮らしていると、家で高齢者をターゲットにした不審な電話を取ることが多いです。今回はハガキという新手の詐欺手段に遭遇しました。
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ある日、家に帰ると、タイトル「特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ」という、母宛てのハガキが届いているのに気づきました。
本文を以下に全文引用します。(タイプミスするかもしれませんが、ご容赦ください)。
尚、書面での通達となりますのでプライバシー保護の為、ご本人様からご連絡いただきますようお願い申し上げます。
某公共料金の支払いを口座振替にしろと言っているのに、母は断固としてせず、何度か払い忘れ滞納してしまったことがあるので、当初、ソレかなあなどと思いました。
しかし、1万円そこそこという料金の滞納で、訴訟とか、差し押さえというのは、大げさなのではないのかと。
何かの間違いではないですか?と、ハガキに書いてあったお問い合わせ窓口まで電話しようとしましたが、03-6709-4902と局番がと東京なので、「?」と違和感を感じました。
地方裁判所管理局という名称も、何か不自然だし…。
最後に、「東京都千代田区霞が関1-1-3」という住所を見て、吹き出しました。秋田市に住んでいるおばあさんの公共料金滞納の件を、霞が関で処理しているとは思えないので。
ああ、詐欺のハガキねと断定。
ハガキ裏の消印をよく見ると、潮来というところ(ネットで調べたら茨城県)から出されたようでした。
ハガキに印刷されたインクジェット紙という赤い字が、少々寂しげです。
自分自身、年末、安プリンターに年賀はがきを一枚一枚セットして、字がずれないように懸命にプリントした日々を思い出しました。
あらためて、ハガキの表を見ると、印字が微妙に左斜めにずれていて、哀愁を感じます。
結局、警察に電話し、詐欺ハガキの件を報告しました。警察の方によれば、「このようなハガキについて、よく相談がある。」そうです。
また、「裁判所からの通知は封書できます。ハガキでは来ません。」とのことです。なるほどねえ。ひとつ勉強になりました。
ちなみに、そのハガキは無視してよいとのことでした。
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