私がこれまでに出会ったチョットいただけない客室乗務員のみなさん
2016/08/29
客室乗務員、スチュワーデス、スチュワード、フライトアテンダント、キャビンアテンダントといろいろ呼び名がありますが、空の旅のさいに、必ずお世話になる人々でございます。
彼女ら、彼らには、チョット「?」と思われる言動、行動をされたこともありました。今でも、心に刻まれている、そんな旅の思い出をお伝えします。
数年、数十年以上の前のお話なので、あら、今もこの航空会社のサービスはそうなの?と思わないでくださいね(笑)。中には、すでに存在していない航空会社についても書いているので。
1.初めての海外旅行、それはパキスタン航空で
2.客を差別する、中国南方航空の空中小姐
3.自分たちだけずるい、ユナイテッド航空の客室乗務員
4.機内で働くのにふさわしい体形になってほしい、ノースウエスト航空の客室乗務員
5.客室で後輩の説教はやめてほしい、全日空の客室乗務員
6.おわりに
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1.初めての海外旅行、それはパキスタン航空で
当時、若かったし、初めて国際便に乗るので、それはもうテンションが上がってました。そして、旅行前に、飛行機内で使われるであろう英語を一生懸命練習して、備えました。
航空会社は、選択肢の中で、最も航空運賃が安かったパキスタン航空をチョイス。
飛行機に搭乗し、自分の席がわからなかったので、客室乗務員に聞くことにしました。民族衣装を着たパキスタン人と見ゆる女性が、客室乗務員のようです。搭乗券を見せて、どきどきしながら、"Where is my seat?"と聞きました。
そしたら、彼女は私の搭乗券を見ると、付いてこいとばかりに、クイッと顎をあげました。それから、スタスタと歩き始め、ある席まで来ると、席の背もたれのところを、バンバンと叩きました。これが、アンタの席だよ、という意味しょう。座席のシート番号と、搭乗券のシート番号が一致していましたから。
飲み物のサービスのときは、カートをガラガラと押してきて、飲みもの一つ一つを順番に指さし、見つめられました。言葉を発してはいけない、という暗黙のルールを悟った私は、黙って好きな飲み物を指さし、客室乗務員を見つめながら、こっくりと頷きました。そして、無事に飲み物をゲット。
機内で英語を話さなくても、用は足りると学んだ、国際線飛行機搭乗体験でした。
2.客を差別する、中国南方航空の空中小姐
「空中小姐」とは、中国語で、スチュワーデスのことです。今でもこの言葉、使うのかな?
中国って、お値段によって、サービスが変わる、というわかりやすい構造をしているのですが、国際線と国内便では天と地の差ほど、居心地が違います。
客室乗務員のみなさんの表情は、デフォルトで、「へ」の字顔でした。こわいー。なので、国内線の「空中小姐」、嫌い。
途中、気流が安定せず、機内が揺れていたせいか、機内サービスが全くなかったです。それでも、喉が渇いていた私は、客室乗務員の女性に、飲み物を依頼したのですが、「今は気流が安定せず、危険なので、無理。」と、やはり睨まれました。
そのときは、仕方ないな、と思いました。
しかし、10分くらいして、ふと後ろを見たら、後ろの席に座っている若い男性に、さきほどの客室乗務員が、笑顔で飲み物を渡しているんですよ。これは、どういうことですか?揺れの具合が、収まったように思えないんですけどね。
抗議しようと思いましたが、あの程度のレベルの女を相手にするなど、口の穢れ、と黙りこんだ私でした。
3.自分たちだけずるい、ユナイテッド航空の客室乗務員
あれは、アメリカ同時多発テロが起きてから、まだ時間が経たないころのことです。成田空港から、飛行機に搭乗するまで、やたら、検査が厳しかったのを覚えています。
テロ防止のため、機内に飲み物を持ちこめなくなったのが、ショックでした。
厳しい検査をくぐり抜け、やっと飛行機のシートに座りこめたと思ったら、台風が接近しているので、しばらく離陸できないというアナウンスが入りました。
だったら、空港に帰してよ、と思いましたが、帰してくれる気配はなく、そのままじっと待ち続けました。乾燥した機内で待つこと、1時間半。飲み物ぐらい、サービスしてよ、とイライラしてきました。
ところで、そのとき、私はギャレーという、客室乗務員が、飲食の準備をするお部屋の真横に座っていたんですよね。笑い声がするので、横をみたら、客室乗務員のみなさんが、お菓子を食べながら、飲み物を飲んでいました。
「えーっ。」と唖然として、彼女たちを見つめていると、一人が私の視線に気づいたのか、私をひと睨みし、ギャレーの入り口のカーテンをシャーッと引きました。
その客室乗務員の国籍はわかりませんが、金髪だったー。
せめて「お客様にもすぐにお飲み物をお持ちします。」ぐらい、言ってほしかったです。
4.機内で働くのにふさわしい体形になってほしい、ノースウエスト航空の客室乗務員
こちらも、成田発着の便だったと記憶しております。
客室乗務員の男性が、飲み物を運んできました。「ビールをお願いします」、と言ったら、「アルコールは追加料金がかかる」ということでした。まあ、それは仕方ないでしょう。
私に飲み物を渡し、カートを押していく姿を見たら、体が斜めになっていました。太りすぎて、席と席の間を真っすぐに通れなかった、ということです。
アジア人の客室乗務員の女性は、スリムすぎる人が多く、不健康に見えることがよくありますが、かといって、仕事に支障をきたすほど、太っているのも、どうなんだろうと思いました。
5.客室で後輩の説教はやめてほしい、全日空の客室乗務員
もと客室乗務員だった友人の話を聞くと、少なくても日本では、客室乗務員同士、先輩後輩の上下関係が相当厳しいらしいです。しかも、それは、退職して、数十年たっても、続いているらしい。。。
先輩は、後輩に対して、機内での仕事ぶりを厳しく監視し、ネチネチ指導するのですね。実際、目撃してしまいました。
その日は、比較的、お客さんが少なく、真ん中の席が2列にわたって空いていました。そしたら、そこに座って、先輩と見える客室乗務員が、後輩らしき客室乗務員に対して、「さきほどのお客さんへのサービスについて」、説教をしておりました。
話の内容を聞いていると、「そんなのたいしたことじゃないでしょ?」と思うことばかり。というか、先輩客室乗務員、うるさいです。私の機内での休息を、邪魔しないでいただきたい。
「もう少し、小さい声でお話しいただけませんか。」と、言いたかったのですが、先輩の面子を考えて、堪えました。全日空好きですし。
6.おわりに
もっと、いろいろな逸話があったはずですが、覚えていません。キャセイパシフィック航空には、何度も乗ったはずなのに、何も覚えていないのは、サービスがよかったから?んー、そういえば、日本語の本を読んでいるのに、広東語で話しかけられたり、頼んでもいないのに、日本の入国カードを渡されたりしたことでしょうか。
一番最初に乗った、パキスタン航空の客室乗務員の印象が一番に残っています。
何がおこっても、刺激的でおもしろく感じる若いころって、いいですね。
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