秋田犬に会いに行こう！　秋田県大館市の旅

とりあえず、ネットで奥羽本線の上りに乗ればいいのだと調べ、秋田駅へやってまいりました。

秋田駅に来るまでも、大変でした。自宅からバス停まで1キロ歩き、1時間に1本しかないバスに乗りました。

3両編成で各駅停車。でも、ちゃんと車掌さんが乗っているのが、これまた新鮮。

車掌さんは、カッコイイお兄さんでした。

途中、トンネルが何本かあり、耳がキーンとなったので、ずっと飴をなめてました。

大館市のこの日の気温は、27度。暑いですが、ときおり、涼しい風が吹いていました。

午後1時をすぎて、お腹がすぎていたので、なにか食べたかったのですが、駅構内には、お土産以外に食べ物が売っていません。

飲料の自動販売機があったので、ミネラルウォーターを確保しました。

駅の近くを見渡しても、食べ物屋がほとんど見つからず。

きりたんぽ鍋、比内鶏を使った親子丼、鶏めしなど、大館の郷土料理を食べさせてくれるお店です。

お昼は、別のところで、軽く食べて、夜、ゆっくりここで食べよう、と思いました。が、ふと営業時間を見ると、14：30までと書いてあるではないですか。

やはりここで昼食を取ることに。ちなみに、店の入り口すぐに、鶏めし弁当販売所があり、こちらは18：00までは営業しています。

きりたんぽ鍋を食べたかったのですが、さすがに暑いので却下し、鶏めし御膳を頼みました。900円。

鶏めし弁当、昔懐かしい味でした。味噌汁に、じゅんさいが入っていて、秋田らしいと思いました。

おいしかったですが、作り置きしているみたいで、鶏めしが、ちょっとポソポソしてました。

ネットで調べると、大館鳳鳴高校行きのバスに乗って、大館市役所前下車、徒歩5分だそうですが、バス停で、時刻表を見ると、土日祝日は2～3時間に一本しかないもよう。

Iphoneについている地図で調べると、駅から1.8kmの距離なので、頑張って歩くことにしました。

駅前商店街の、シャッターの閉まり具合が、半端ではないのに、軽い衝撃を受けました。過疎化が進んでいます。

3階が展示場になっています。入場料200円でした。

以下に展示物の一部をご紹介します。

マタギとは、熊をとる猟師のことです。

昔、定六という腕のいい猟師がいた。殿様は、その腕のよさに感心し、「領地外でも猟ができる特別許可」の巻物を与えた。ある日、定六は、領地外で猟をしていて、役人に捕らえられてしまう。その日に限って、巻物を持ってきていなかった。シロは、定六を助けるために、家に帰り、巻物を取って、懸命に定六のもとに戻る。しかし、定六はすでに、処刑された後だった。

という、読んでいて、涙が出てくる物語でした。

物語の詳細は、こちらでどうぞ。定六とシロの悲しい物語

あ、あれ。私が秋田県会館で読んだストーリーと微妙に違います。

ヘレンケラーと愛犬の秋田犬「剣山号」。

秋田犬というより、シェパードに見えますが。

ヘレンケラーが秋田に来たことがあるというのが、凄い。

2013年に、東日本大震災後の支援に対する東北地方からのお礼として、秋田県知事から送られました。

いくら、大事なマタギ犬とはいえ、犬を家の中にあげているとは、信じがたいです。

犬が敷物につかっているのは、熊の毛皮。

写真は、まだ子犬のころのものですね。

やっぱり、秋田犬は大きいです。

犬って、話しかけると、嬉しそうに寄ってくるか、威嚇して、吠えてくるかどっちかなんだけど。

安全のため、お客さんには、無関心を装うようにしつけられているのかも。

とってもおとなしい美ワンコでした。

来るなら、バラ祭りのころですね。

秋田犬会館

住所秋田県大館市字三ノ丸13-1

TEL：0186-42-2502

時間 9～16時

休み 11月下旬～4月中旬の土曜午後・日曜、祝日