秋田県プレミアム宿泊券を使って、鶴の湯温泉に一泊旅行
2020/07/07
秋田県プレミアム宿泊券の抽選に当選しました。
秋田県プレミアム宿泊券とは、新型コロナウイルス感染症に伴う観光客の減少により、県の観光産業が大きな影響を受けていることから、県民の皆様が県内のお宿に宿泊(応援)することで、観光消費の拡大を図るために県が販売するものです。
購入価格が1枚2500円で、提携している宿泊施設で5000円分の宿泊券として使えます。
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宿泊券をいつ使おうかなと考えていたところ、連休初日の朝に家族と喧嘩し、家には居たくないので、突如1泊2日で温泉旅行を決行することに。
なんとなく鶴の湯温泉に電話したら、「〇〇の部屋だったら空いてますよ」と言われたので予約し、乳頭温泉まで車を飛ばしたのでした。
ちなみに〇〇の部屋、というのは多分、一番ランクの低く人気のない部屋なんだなと推測しました。
鶴の湯を含めて、乳頭温泉郷には日帰りで何度か来ていましたが、宿泊は初めてなので、ワクワク。
午後3時、チェックイン時刻のころに到着。有名な宿なので、普段だったら観光客でごった返しているのですが、現在のところコロナ騒ぎのせいで、人影はまばらです。
梅雨シーズンでその日は土砂降りの雨でした。
チェックインのさい、宿の人に「こんなご時世(コロナ)なので、施設の説明はできませんから、部屋に置いてある案内書を見てね」と言われました。
宿の人に連れられて、鶴の湯3号館に到着。
玄関に入り靴を脱いで、階段を上り、お部屋のある2階へ行きました。
お部屋は6畳の広さ。2階の角部屋なので、3号館の中でもよいお部屋なのではないでしょうか。
部屋に風呂はもちろん、トイレ、テレビもついておりません。なのに、Wi-Fiはばっちり入っているのが不思議です。
浴衣、バスタオル、タオル、歯ブラシもついておりました。
電気をつけても薄暗いお部屋です。押し入れに布団が入っていて、自分で敷いて使ってねと、お部屋の案内書に書いてありました。
部屋の窓から見えるのが、一番人気のお部屋「本陣」なのです。同様に古めかしく見え、この部屋と何が違うのかわかりません。
お部屋を出て、窓に向かって廊下を歩きました。2号館とつながっていました。
窓の外から見た景色です。左側に、売店(宿の受付)、男女別の白湯、黒湯、宿泊客用の内湯が見えました。
そして、窓の外、前方に見えたのは、驚くべきことに、混浴の露天風呂!
その時は大雨だったので、誰も入浴していませんでしたが、誰か入っていたら、ここから丸見えではありませんか!おそろしや。
温泉に入る前に空腹だったので、トーストでも食べようと喫茶コーナーへ行ったら、開いていませんでした。
仕方ないので、売店で温泉饅頭とゆで卵を買って食べました。あまりにも空腹だったので、ゆで卵を先に食べてしまい、写真を撮るのを忘れました。
売店は朝7時から、夜10時までしか空いていませんが、2号館に自動販売機の売り場はあります。昼はここが、食堂になるのかな?
お腹が満たされたので、温泉に入浴。白湯の内風呂、黒湯の内風呂、そして黒湯につづく女性用の露天風呂に入ってきました。
大雨の中、広い露天風呂。。。ひさしがついている場所に浸かっていたので、わりと快適に入れました。私のほかに誰も入っておらず、静けさ満喫。
本当は、建物の中にある、宿泊客用の内湯に入りたかったのですが、どこにあるか探すのが面倒だったので、断念しました。
待ちに待った夕食!お食事は、本陣の6号室、7号室でいただきました。
お料理は、こごみ、ふき、ぜんまい、きのこ、イワナ、などの山の幸三昧。秋田県民には、馴染みのあるお料理の数々。(イワナの塩焼きは家庭ではしないけど)。
鶴の湯の名物、山芋鍋を楽しみにしていましたが、こちらも食べなれた「きりたんぽ鍋」にほぼ同じということを知ったのでした。
というわけで、秋田メシを満喫。
あ、筍のフライは初めて食べました。ホクホクしておいしかったです。筍のほかに、しいたけとシソの葉のフライがお皿に載っていました。
しかし、食事時に、ほかのお客さんを見て気づきました。秋田県民は私一人であるということを!
秋田県プレミアム宿泊券を使って県民が応援するまでもなく、他県にファンがたくさんいる鶴の湯なのでした。
翌日、4時半に起きて、朝日を浴びながら、広い広い混浴露天風呂に入りました。私のほかに、オジサンが一人遠方に浸かっているのが見えました。
誰も見ていないとわかりつつ、なんとなく居心地が悪くて、混浴露天風呂をすぐに退散。その隣にある、女性用の露天風呂と内湯に長く入ってました。
朝7時、やはり待ちに待った朝食。お腹がすきすぎていたので、ごはんを2杯食べました。
イワナの甘露煮は柔らかく骨まで食べられるのでお土産におすすめですよ。
朝食のあと、早々とチェックアウトするお客さんが多かったです。旅人は忙しいのね。
しかし地元民の私は、時間があるので、宿泊者用内風呂を探す探検へ。宿泊者用内風呂は、売店と同じ棟、(1号館、新本陣、東本陣)にあるそうです。
こちらの棟は、私が宿泊している棟に比べてご立派です。うーん、旅館という感じがする。。。
内風呂に到着。白湯です。ここだけの話ですが、日帰り客がこっそり入ってもばれないのでは、と思うのでした。
しかし、宿泊客用の内風呂は、3人入れば満員なのではというほどの小ささ。わざわざ入りにくるほどのところではありません。
ただ、お湯が出るシャワーがついていて、洗髪できるし、硫黄のにおいのついた体も洗えるので、宿泊客にはありがたいです。脱衣所には、ドライヤーも備え付けられています。
続いて2階にある貸し切り風呂の見学に来ました。英語で”Private Bath"とあるから、外国人の利用が多いのかな。浴室が二つあり、内側から鍵がかかる仕組みになっています。
貸し切り風呂もやはり狭めだけど、お子さん連れでも、安心して入れるので、よいですね。
お湯の出るシャワーと、ボディソープ、シャンプーの備え付けありです。
宿泊者用内風呂がどこにあるかわかり満足したので、3号館に戻って、荷物をまとめて8時半にチェックアウトしました。
宿泊料金、計9630円だったので、お土産を買って、秋田県プレミアム宿泊券2枚10000円分を使おうとしたら、お土産の分は使えないと言われました。プレミアム宿泊券のホームページは、宿泊地内の食事やお土産にも使えるって書いてあったのになあ。
仕方ないので、プレミアム宿泊券は1枚だけ使い、残りはクレジットカードで決済。こんな古い宿なのに、クレジットカードが使えるのにも軽いショックを受けました。
そして、鶴の湯温泉を出たのち、孫六温泉へ向かったのでした。
いや、なんか、久々のブログなので、だらだら書いちゃった。
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鶴の湯
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