知人のゲイ告知により、同性愛について、いろいろと考えてしまいました
2017/04/23
最近、知人に、彼氏がいることを告げられました。ちなみに、知人は、マッチョな男性。
こう書いては、失礼ですが、女性の私から見ると、知人は、奥さんのほかに、愛人がいて、そのほかにも、チャンスがあれば、ほかの女性を口説こうとする精力旺盛そうな人。なので、「彼氏がいる」は、タチの悪い冗談としか思えず、「へえ、そうなんですか。」と言って、さりげなく別の話題に変えました。
どうして私に告知するの?
しかし、今になって、あのときの、神妙な様子を思うと、もしかして、本当にゲイだとカミングアウトしたかったのかもしれません。それにしても、それほど、親しくない私に、なぜそんなプライベートすぎる話をしてきたのか、不思議です。もしかして、私が海外在住歴が長いので、同性愛に対して、理解があると思ったから、話したのかも。
ヨーロッパや北米、オーストラリアなどでは、同性同士の結婚が増えていますものね。
ですが、海外在住と言っても、私が滞在していたのは、アジアだし、最後の滞在国のシンガポールでは、ゲイは法律違反ということになっていました。なので、慣れていないのですよ、同性愛には。
まずは、知人に奥さんがいるかどうか、調べてみようと思います。そして、もし、いなかったら、本当にゲイなのでしょう。本当にゲイだったら、ゲイ告知を、ほぼ無視をしたことを、申し訳なく思うので、今度会ったら、ゲイバーの話でもしようかと。ゲイといったら、ゲイバーしか、思いつかない私も情けないのですが。
ということで、秋田のゲイバーをインターネットで検索してみました。
なんと、現在、秋田にはゲイバーがありません
調べてみたところ、2012年には、OnlyOneというゲイバーがあったのですが、一年半くらいで、閉店してしまったそうです。
おもしろかったのは、前参議院議員の松浦ダイゴさんが、Facebookにて、OnlyOneの閉店について、こうコメントしているところ。
そうした中、若い優秀なLGBTやクリエイターの卵たちが県外へと出て行く姿を、私は数多く見てきた。
引用記事を全文読みたい方は、こちらからどうぞ。
なるほど、秋田県は、マイノリティをかたくなに受け入れない、閉鎖的地域なのですね。岩手県に、ゲイバーが5軒もあるのに、秋田には一軒もないなんて、くやしいですね。
と、思いつつ、秋田に出会いの場としてのゲイバーがないことを、大真面目に社会問題として取り上げる、松浦ダイゴさんって、ちょっと滑稽だわ、とも思ってしまうのですよ。私も、やっぱりゲイの人に対して、偏見があるのかな。
やっぱり、心の中のどこかで、同性愛、特に男性同士の同性愛って、気持ち悪いと感じるのです。
それはどうしてかというと、偏見だとわかっているのですが、男性のいう恋愛とは、肉体的欲求を満たすことで、精神的愛情から離れているように思えるので。だから、男同士になると、どうなっちゃうのかなあ、と。
ネットでいろいろと、調べてみると、同性愛者は、人口の5パーセントほど、いるそうです。20人に一人という数字は、珍しいとは言えません。にもかかわらず、いままで、出会ったことがなかったのは、隠しているせいでしょうか。
動画『Love is All You Need?』で、同性愛者の苦しみを理解する
Youtubeで、見つけた動画。なんと、同性愛が普通で、異性愛を異常とする社会を設定して、物語が進行していきます。8歳の女の子、アシュリーは、クラスメートに、男の子が好きな変態といじめられ、先生や、両親(両方とも女性)にも、理解してもらえず、自殺を図ってしまいます。
動画を見ていて、アシュリーの二人のママがキスしているのに、違和感。アシュリーの叔父が男性と結婚しているのにも、違和感。アシュリーが異性に自然に惹かれる気持ちと、その気持ちを周囲に強く否定される辛さは、よく理解できます。
アシュリーが手首を切るところは、何度見ても、涙が止まりません。この感情が、同性愛の子供の苦しさなのかと。
実際にあった同性愛の子供のいじめの話を、動画で再現しているということです。しかし、もし、異性愛が普通の社会の設定で、同性愛者の子供がいじめられる話だったらなら、これほど、強く感情移入できなかったと思います。

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